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海を眺めながら本格寿司を味わう!宮城・道の駅「硯上の里おがつ」が絶景すぎる【JCCR2025】

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


岩手県から宮城県に続く沿岸部は、複雑な地形が美観を描くリアス海岸で知られています。

大動脈である東北自動車道から離れていたり、東日本大震災からの復興途上であったりと、これまで足を伸ばす機会のなかった人もいるかもしれませんが、くるま旅クラブ「ジャパンキャンピングカーラリー2025(JCCR)」の舞台となった今年、ぜひ訪れたいエリアです。

ラリーはもちろん、東北ドライブ旅行にも役立つ「道の駅」情報を、11月まで何回かに分けてお届けしています。

今回ご紹介するのは、宮城県石巻市「道の駅 硯上(けんじょう)の里 おがつ」。

雄勝湾の美しい景観と、新鮮な海の幸、そして伝統工芸品の「硯(すずり)」に触れられる施設です。

なお、雄勝町は津波により大きな浸水被害があった地域で、安全上の理由から車中泊は推奨されていません。

車中泊をしている車には道の駅職員が声かけをすることがあります。

また、日中に自然災害のおそれが生じた場合は、速やかに職員の指示に従ってください。

雄勝湾の絶景が広がる「道の駅おがつ」

取材日はあいにくの雨模様。

しかし施設のすぐ目の前には雄勝湾があり、晴れた日には絶景が広がることを予感させます。

入り組んだ湾のなかでも最奥部に近い場所に位置し、目に見えるような波はほとんどありません。

このロケーションが「道の駅おがつ」の大きな魅力と言えるでしょう。

建物は「観光物産交流館」と「硯伝統産業会館」の2館に分かれており、駐車場も両者にあります。

敷地が横長に広大なので私も最初は迷子になりかけたのですが、海に向かって左側が商業エリアになります。

ゆったりとした駐車場は大型キャンピングカーの駐車も問題ありません。

大漁旗が飾られた海産物直売所

道の駅というと野菜や果物など農産品のイメージもありますが、こちらは「海産物直売所」

大漁旗が飾られた店内には鮮魚のほか、わかめ・昆布・とろろ昆布などの加工品が並びます。

水槽で泳ぐのは、イシダイやアイナメなどの地元の魚。

ホタテ、カキ、ホヤなどの養殖も盛んだそうですが、なかでもホタテの水揚げ量は宮城県一だといいます。

新鮮な活きホタテ、「水を飛ばすのでご注意ください」の注意書きがありました。

これからキャンプ場に向かう人や、キャンピングカーの車内で自炊をしている人にもおすすめ。

カキのむき方を図解する掲示もありましたよ。

テラス席で食事OKのフードエリア

海産物直売所を抜けると、いくつかの店舗が並んだフードエリアになります。

ウッドデッキ風につくられたプロムナード、大きなガラス窓から見えるのは海の絶景です。

それぞれの店内に入って食べることもできるのですが、特徴的なのは全メニューを共用のテラス席に持ち出せること

なかでも「伝八寿司」さんが気になりました。

三陸海岸の道の駅に立ち寄ると、海鮮丼を提供している店は多く見かけるのですが、こちらは職人さんによる本格的な握り寿司があるようです。

道の駅に寿司店というのはなかなか珍しいのではないでしょうか。

店内で注文・支払いをしてからしばらく待つと、屋外の席まで料理を運んでいただけました。

オーダーしたのは「並寿司」(取材時価格:税込1,000円)です。

「上寿司」「中寿司」とあるうち、もっともリーズナブルなメニューなので、ネタはオーソドックスなものばかりなのですが、どれもびっくりするほど美味しい!

奇をてらわないネタそのものの美味しさ、シャリのまとまり、丁寧につくられたタマゴ……こんな本格的なお寿司が道の駅で食べられるなんて、という新鮮な驚きが。

視線を上げれば、目の前に広がるのは海です。

多くの人がそうだろうと思うのですが、屋外で握り寿司を食べるのは初めて。

カウンターで食べるような緊張感とも無縁で、隣の席との間隔も広いので開放感抜群。

オーシャンリゾートのようなシーサイドで食べる日本の伝統食、このギャップがおもしろく、忘れられない体験となりました。

デザートには「伝八寿司」と入口を並べる「渚泊station」のソフトクリームをアクティビティ運営、セレクトショップ、カフェを兼ねたおしゃれなショップでした。

雨なのが本当に残念ですが、テラス席までは吹き込まず、暑くなりすぎないのも奏功して気持ちのよい午後でした。

併設の「雄勝硯伝統産業会館」

ところで、道の駅の正式名称は「道の駅 硯上の里 おがつ」といいます。

私も最初は読めなかったのですが、硯(すずり)の文字が入っています。

ここは漆黒の石材「雄勝石」の産地で、伝統産業として古くから硯、日用品、建材などに利用されてきたのだそう。

道の駅に隣接し、「雄勝硯伝統産業会館」があります。

入場料(大人200円)を払って有料展示室に入ると、日本一の大硯が出迎えてくれます。

黒を基調とした展示室は硯や墨を連想させ、美術館のような重厚感があります。

解説を読まずに一周するなら10分程度のミニミュージアムですが、各地の硯を展示したコーナーなど、書道をやる人ならきっと興味が尽きないだろう展示品が並びます。

海外からのお客様にも喜ばれるのではないでしょうか。

展示室の手前、ギャラリーは入場無料で誰でも見学できます。

書道用品やテーブルウェア、旅の記念のお土産にできそうな小品もありました。

道の駅 硯上の里 おがつ
所在地:宮城県石巻市雄勝町下雄勝2-17
TEL:0225-25-6844
駐車場:普通車100台、大型車5台
営業時間:9:00~16:30(※飲食店は店舗により異なる)
備考:安全上の理由から車中泊不可
詳細はこちら道の駅 硯上の里 おがつ

まとめ/JCCR協力施設として登録

「道の駅おがつ」はジャパンキャンピングカーラリー2025の「協力施設」になっています。

協力施設とは、食事や買い物などの条件をクリアすることで、通常よりも多くのポイントを獲得できる施設のこと。

割引やプレゼントなど、特典が用意された施設もあります。

「道の駅おがつ」ではゼッケン提示で飲食店100円引きのクーポンがプレゼントされるので、先述の「伝八寿司」や「渚泊station」を利用する前にはぜひJCCRサイトをチェックしてみてください。

夏の名残はもうわずかですが、のんびりと海を眺める贅沢時間が過ごせる道の駅です。

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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